2014/09/01
糖尿病 重症化予防に重点…厚労省
【2014年9月1日 読売新聞】<糖尿病 重症化予防に重点…厚労省>
◆生活習慣の改善指導 医療費抑制狙い
厚生労働省は今年度、糖尿病で腎臓の機能が低下した人に生活習慣の指導を重点的に行う取り組みを進めている。
1人年間500万円程度かかる人工透析の患者を減らし、医療費の伸びを抑えるのが狙いだ。ただ、伸びをどこまで抑えられるかは、不透明な部分もある。
◆レセプトを活用
東京都荒川区は昨年度から、糖尿病の重症化予防の取り組みを独自に行っている。医療費が増加傾向にあり、約43万5000件のレセプト(診療報酬明細書)を分析した。その結果、腎不全や糖尿病は医療費が高く、糖尿病は患者も多いことがわかった。
糖尿病が進行すると、腎臓の機能が低下し、人工透析が必要になる可能性が高くなる。現在、新たに透析を始める患者で最も多いのが、糖尿病による腎不全だ。そこで、まだ透析には至っていない糖尿病患者をレセプトから選び、保健師や管理栄養士などが半年間、定期的に面談や電話などで、食事や運動習慣の改善を促す事業を開始した。
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