TOPICS

2009/07/12

十六ささげ

<十六ささげ> 

■ちょっと前に「十六ささげ でメタボ予防!」という新聞記事をみつけました。
「十六ささげ」になじみのない方もいらっしゃるかと思いますが、インゲン豆のような細くて長〜い緑色の豆です。今が旬、9月頃まで出回ります。

冷やっこと十六ささげに、しょうが醤油を添えたものが食卓に並ぶと「夏だな〜」と、感じるものです。枝豆もいいですが、こちらもビールに合う、夏の味です。

■食感はインゲンより柔らかく、長さはだいたい30センチくらいのものから、もっと長いものもあります。もともとの産地は愛知や岐阜で、現在では沖縄でも栽培されているようです。

名前の由来は、中の豆が16個あることから『十六ささげ』と名づけられた、といわれています。数えてみたら、長いものは16個以上ありましたよ。

■ところで、ささげとは、インゲンと同じマメ科の植物ですが、たいへん種類が多い中の品種群ちがい、ということになります。ただ、大きく分けると若いさやをインゲンのように食用にする野菜としてのものと、乾燥させた実を利用する豆としてのものとに分けられます。
例えば、小豆の代わりにお赤飯に入れるのは豆の「ささげ」で栄養価も高く、煮くずれしにくく、重宝されています。

■前おきが長すぎましたが、本題の記事の内容は 
「インゲンマメの一種「十六ささげ」が、血中のコレステロール値を大きく下げる機能があることを、岐阜大と農業研究センター(岐阜市)が突き止めた。同様の機能で知られる大豆タンパク質より効果が高く、メタボリック症候群の予防に期待できる。十六ささげに含まれるタンパク質が、腸のコレステロール吸収を抑制した可能性がある。さらに、ほかに強い効果の成分があるのではないか?メカニズムの解明に期待したい。」
というものでした。

■いままで「十六ささげ」を召し上がったことのない方にも、ぜひおすすめの野菜です。
カロテン、ビタミンCが多く、カリウム、カルシウム、ビタミンBも含まれています。十六ささげの仲間で、少し長さが小ぶりで、さやの先端が小豆色になる、「姫ささげ」というものもあります。
胡麻和えにしたり、卵とじにしたり、かき揚げ、煮物と食べ方はいろいろです。
 
■今回は油も使わず手間いらずの、つまみにも良い一品を紹介します。
  
★十六ささげとエリンギのマスタード炒め★
(材料4人前)          
・エリンギ(1パック:約120g)
・十六ささげ(1束:約120g)
・A[・しょうゆ(小さじ1)・粒マスタード(大さじ1)・マヨネーズ(大さじ1)]

(作り方)
1.十六ささげは4センチほどの食べやすい長さに切っておく。
2.エリンギは細く裂き、食べやすい長さに切る。
3.フライパンにまずエリンギをいれて空炒りし、きのこの水分が出始めたら、ささげを加えて炒める。
4.ささげの色が鮮やかになってきたら、Aの調味料を加えて炒め合わせて仕上げる。



※「ヘルスマネジメント株式会社」 の記事、写真、イラストなどの著作権はヘルスマネジメント株式会社または、その情報提供者に帰属します。無断転載、再配信等は一切お断りします。


会社案内
企業理念・会社概要・
個人情報保護方針
代表挨拶
サービス案内
特定保健事業
メタボリック対策
減量サポート
食育・栄養相談
旬の食材の栄養を伝える
セミナー事業
管理栄養士セミナー
このウェブサイトに関するご質問、お問い合わせ、ご意見、資料請求は、 info@health-management.co.jpまでお願いします。